はじめに
皆さんこんにちは。
新築に住みだしてからメンテナンスの仕方がわからず悩んでいる方が多いようです。
その中で最も心配なのは床フローリングのワックス掛けではないでしょうか?
ワックスを掛けないと良くないことはわかってるけど、どうすればいいのかわからない。
そんなお悩みにお答えしていきますね。
今回はフローリングワックスのかけ方についてのアドバイスです。
ワックスを掛ける前の確認事項
床の種類を確認

無垢材の床
そもそもあなたの家の床に使われているフローリング材はワックスをかけてもいいのかどうかを最初に確認してください。
フローリングの種類は大きく分けて以下の3種類に分類できます。
- 一般のフローリング
- 無垢材フローリング
- フリーワックス(ノンワックス)タイプのフローリング
です。
ワックスを掛けてもいいのは一般のフローリングのみです。
無垢材はワックスとの相性が良くないため掛けてはいけませんし、そもそも質感を楽しむための床材なのでワックスは不要です。
フリーワックスタイプのものはUVコートが最初から表面に施されているため、その上からワックスをかけてもすぐに剥離をしてしまいます。
UVコートの効果はワックスを掛けたものと同じですのでそのまま何もしなくて大丈夫です。
ワックスを掛ける頻度は半年に一回
入居時にはすでにワックスを一回かけてくれている工務店が多いです。
しかし生活が始まってからも定期的にワックスを掛けていく必要があることを知っておいてください。
私はいつも「半年に一回をワックス掛けの目安としてください」と施主様にお伝えしています。
特に人のよく通る廊下やリビングなどが重点項目です。
人がスリッパを履いて歩いているだけでもワックスが少しずつすり減っていきます。
光沢も失われますしフローリング保護能力も落ちてきてしまいます。
ただ、常設の家具が置いてある部分などは人が通らないので頻繁にかける必要はありません。
なのでワックスをかけるときは最低限、動かせる家具だけを移動しておくといいでしょう。
油性ワックス?水性ワックス?どちらを使う?
ワックスには以下の2種類があります。
- 油性ワックス
- 水性ワックス
油性ワックスは長期間効果が持続しますが、家庭向きではありません。
なぜならワックスを掛け直すときに前回掛けたワックスをいちいち剥離剤で取りのぞかなければいけないからです。
これは大変な労力です。
一方、水性ワックスは重ね塗りができるので前回掛けたワックスの表面を掃除だけしてあげればそのまま重ねていけばよく、扱いがとても簡単で楽です。
家庭で使うワックスは水性ワックスですので間違えないようにしましょう。
おすすめの水性ワックスについては次の項で載せておきますので参考にしてください。
いよいよワックス掛けをしましょう
ワックス掛けに適した天気
ワックスを掛ける日は晴れで湿度の高すぎない日を選びましょう。
風が強いとワックス掛け後に乾かそうと窓を開けた時に埃が舞い表面に付着する可能性があります。
ある程度風通しができるくらいの緩やかな風の日がちょうどいいです。
また、ワックスが乾くまでにはおおよそ2時間くらいはかかります。
お子さんが学校に出かけている日中とか人の出入りが少ない日を選びましょう。
重要な下準備
床に付着している汚れはきれいに清掃して落としましょう。
作業の中で一番時間をかけるべきはこの下準備の清掃だと思ってください。
基本的には水拭きの後に乾拭きで結構です。
水拭きをしていると頑固な汚れを発見したりすることが多いです。
必ず残さず撤去するようにしましょう。
汚れを残してしまうとこれから掛けるワックスとサンドされる形になり汚れまでコーティングされてしまいます。
新しいワックスの下の層に汚れがあることになるので後から拭き取ろうと思ってもなかなか取れなくなってしまいます。
必要な道具
必要な道具は以下の通りです。
①ワックス用モップ
②ワックス用受け皿
③液状の水性ワックス
ワックスの掛け方4つのポイント
まずは出口を確保します。
乾かしている間出かける方は鍵やカバンは持ち出せるように準備しておいてください。
また、匂いがこもることがあるので換気扇を回しておきましょう。
では、いよいよ出口から一番遠い位置からワックスを掛けていきます。
液体ワックスを受け皿に一回使用する分だけを入れてください。
そこにモップを押し付けるようにしてワックスを吸い込ませます。
滴が落ちないように注意しながらフローリングにワックスを掛けていきます。
その際のポイントを書いておきます。
ポイント①
ポイント②
ポイント③
ポイント④
掛け終わったら後は乾くまでゆっくり待ちましょう。
最後に
いかがでしたか?
ワックスを掛けると床がピカピカになって気持ちもリフレッシュできます。
また、一回やってみると意外と簡単なことがわかるはずです。
自分は上手にできるかな?って考えている方、大丈夫です。
多少、上手い下手はあるかもしれませんが所詮透明な液体ですのでそんなに気にすることはありませんよ。
きちんとワックスを掛けているかどうかで10年後に差が出ると言われています。
ぜひこの機会にワックスに挑戦してみてはいかがでしょうか?
最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント