知ってるようで知らないかも!?新築計画における防犯対策

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家づくりの準備
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知っているようで知らないかも!?新築計画における防犯対策

 

カントクパパ
カントクパパ

こんにちは。カントクパパ です。

本日は防犯の観点から新築を計画する際に知っておくべきことや生活が始まってからの注意点などをお話ししていきます。

新築計画の時しかできない対策もありますのでぜひ聞いてくださいね。

ヒロシ
ヒロシ

こんにちは。

その話聞きたかったので嬉しいです。

せっかく新しい家に住むのなら安心して住みたいですもんね。

今からやれることでしたらぜひ取り入れていきたいです。

カントクパパ
カントクパパ

かしこまりました。お任せください。

それでは住宅の防犯性能を高くするポイントをまとめていきますね。

ヒロシ
ヒロシ

よろしくお願いいたします。

空き巣の侵入の70%は窓から

 

カントクパパ
カントクパパ

まずは犯罪の背景からご説明します。

住宅対象侵入盗で一番多いのは「空き巣」です。

誰もいない住宅に侵入して犯行に及ぶものです。

次に多いのは「忍込み」です。

夜間、人が寝ている間に侵入します。

全体的な犯罪件数は年々減ってきてはいるものの、無くならない犯罪です。

 

 

ヒロシ
ヒロシ

家にいる時に泥棒に入られて、鉢合わせになんかなったらものすごく怖いですよね。

一戸建ての場合、やはり窓からの侵入が多いのでしょうか?

カントクパパ
カントクパパ

はい。その通りです。

 

侵入場所の約70パーセントは『窓』です。

続いて「玄関」が約10パーセントと続きます。

堂々と玄関から泥棒が入ってくることもあるってことですよね。

 

また、侵入される住戸は共同住宅よりも一戸建ての方が圧倒的に多いというデータが出ています。

ですので、これから一戸建てを計画する方は防犯性能の高い住宅にする必要があるのです。

 

 

ヒロシ
ヒロシ

一戸建ての方が死角があって狙いやすいんでしょうかね。

しっかり対策を取らないと!

カントクパパ
カントクパパ

ぜひそうしてしてください!

この背景から考えると、重要なのは窓や玄関からの侵入をいかにして防ぐかが重要という事ですね。

まずはそのあたりから対策を取ると良いでしょう。

 

ヒロシ
ヒロシ

なるほど、そのようですね。

新築計画で言えば窓に防犯ガラスを採用するとかですね。

カントクパパ
カントクパパ

はいそうですね。

 

玄関ドアについての防犯対策は、これから新築で採用するのであればしっかりされているはずです。

正面から破壊でもされない限り、こじ開けられる事はありません。

それでも玄関ドアから侵入されたのであれば、おそらく住人の施錠忘れが原因でしょう。

 

ここでは最も侵入実績の高い『窓』について考えていきたいと思います。

身近にある窓ガラスをよく見るとこのようなマークのシールが貼っているのを見かけたことはありませんか?

ヒロシ
ヒロシ

あ、見た事あります。

これは何を表しているシールなんですか?

カントクパパ
カントクパパ

これは「防犯性能の高い建物部品の標章」と言って一定の防犯性能の基準にクリアした部材に貼られているものです。

ヒロシ
ヒロシ

と言う事は、まずはこのシールが貼られている窓を採用しましょうって事ですね。

そうすれば割れないガラスで侵入をガードすることができるわけだ。

カントクパパ
カントクパパ

うーん。

割れないガラスっていうところが、ちょっと誤解があるかもしれません。

というのは、その基準としては「5分間一定の衝撃を与えても破られないガラス」となっているので、それ以上叩かれると割れてしまいます。

つまり絶対に割れないガラスではありません

ヒロシ
ヒロシ

え?割られてしまうのでは意味がなくないですか??

カントクパパ
カントクパパ

いいえ。

聞くところによると泥棒用語には「5分の壁」という言葉があるようです。

侵入に5分以上かかる住宅は防犯性能が高いと考える泥棒の割合が70%以上だと言われています。

ですから完璧ではないにしろそのシールが貼られていることにより一定の防犯抑止効果はあるようです。

ヒロシ
ヒロシ

という事はそのシールも剥がさない方がいいという事ですね。

カントクパパ
カントクパパ

はい。剥がしたらもったいないですよね。

 

それともう一つ重要なのは窓の鍵です。

通常、窓の真ん中の高さにクレセント(窓の鍵)がついています。

もし、ガラスを破られた場合、クレセントを回されると簡単に窓を開けられてしまいます。

そこでクレセントの部分のガラスが破られても侵入を防ぐ対策が必要になってくるのです。

その対策としては写真のように鍵付きのクレセントを採用することと、上部か下部もしくはその両方に補助錠を設置しておくことが重要になってきます。

ヒロシ
ヒロシ

ダブルやトリプルロックで侵入を防ぐってことですね。

つまり新築で採用するサッシには補助錠付きのものを選ぶことが重要ですね。

 

カントクパパ
カントクパパ

はい。窓の防犯対策は「ガラス」と「」の両方の強化から考えるようにしてください。

ヒロシ
ヒロシ

わかりました!

防犯性能が低いガラス

普通ガラス・網入りガラス・強化ガラス・耐熱強化ガラス・複層ガラス(ペアガラス)

防犯性能が高いガラス

合わせガラス(防犯ガラス)・合わせ複層ガラス

窓自体の防犯対策だけでいいのか?

 

カントクパパ
カントクパパ

では、今まで述べてきた窓自体の性能を強化すれば、完全に空き巣を防げるのでしょうか。

いえいえ、防犯対策に完全などありません

他にも取ることができる対策があれば取らない手はないのです。

実は窓自体の防犯と合わせて、さらに考察をした方が良い部分があります。

それは侵入口の周りの環境です。

 

ヒロシ
ヒロシ

窓を強化するだけでは不十分なんですね。

では他にどのような対策があるんでしょうか?

カントクパパ
カントクパパ

はい。

ポイントはその窓に至る「侵入経路」「見通し」です。

これは新築計画で考えておかなければ、後から調整が難しくなります。

今のうちに計画に取り込んでおいてください。

ヒロシ
ヒロシ

具体的に言うとどのようなことでしょうか?。

カントクパパ
カントクパパ

例えばバルコニーを想像してください。

上階にあるので侵入されにくいと思われていますが、実はそうではありません。

まず、「侵入経路」の面から考えると、バルコニー横の雨樋、高い塀、近くの電柱などを足掛かりにして上ることが可能です。

また、「見通し」の面からはバルコニーの手すり壁が死角となって泥棒の作業をしやすくしてしまう場合があります。

 

ヒロシ
ヒロシ

確かに・・・。

泥棒の気持ちになって考えるとけっこう作業をしやすい好条件が揃っていますね。

バルコニーの近くに足がかりになるものを計画してはいけないことが分かります。

 

カントクパパ
カントクパパ

そうなんです。

でも、新築計画時にこのことを検討せず、家を建ててから改善しようとしたら、おそらく大規模リフォームになってしまいます

それは、なかなか難しいですよね。

だからこそ、計画段階の今からしっかり考えておく必要があります。

 

ヒロシ
ヒロシ

新築計画中に聞いておいてよかったです。

カントクパパ
カントクパパ

ありがとうございます。

バルコニーだけではなく他の窓もそうですよ。

トイレやお風呂の窓って少し高い位置にありますが、窓に届くような位置に足がかりになるフェンスや塀を設置したり、フェンスや植栽を外から見通しを悪くするような配置とする外構計画は泥棒の侵入経路を確保してしまうことになりかねます。

なるべく避けた方が良いでしょう。

 

ヒロシ
ヒロシ

窓単体で考えるのではなく、周辺環境も含めて計画を立てる必要性があるってことですね。

大変良く分かりました!

 

<足がかりになるもの>

高い塀、フェンス、植栽、電柱、雨樋、カーポート、エアコン室外機、給湯器

<その他の防犯対策案>

センサーライト付き防犯カメラの設置・アラーム付きセンサーの設置・ホームセキュリティ会社との契約など

生活が始まってからの防犯対策

ヒロシ
ヒロシ

これで新築完成後も安心して生活ができます。

カントクパパ
カントクパパ

いやいや、先ほども言ったように防犯対策に完全はないんですよ。

生活が始まってからも常に防犯意識を持ち続けなければいけません。

ヒロシ
ヒロシ

すみません・・・。そうですよね。

ではどんなことに気をつければ良いでしょうか。

 

カントクパパ
カントクパパ

まずは当たり前ですが施錠管理をしっかり行うことです。

いくら防犯対策をしっかりした建物であったとしても施錠されていなければ全く意味がないですから。

 

ヒロシ
ヒロシ

まぁ、それはそうですね。

あと、合鍵を植木鉢の下に隠しておくとかも厳禁ですね。

カントクパパ
カントクパパ

はい。もちろんです。

今は鍵を閉め忘れているかどうか表示が出る鍵があったり、電気錠の普及により便利になってきています。

電気錠付きの玄関扉などはオートロック機能があったり、Iotで施錠解錠が遠隔操作でできたりしますからね。

それらを利用することで鍵の閉め忘れを防ぐこともできます。

ヒロシ
ヒロシ

へぇ、技術の進化はすごいですね。

カントクパパ
カントクパパ

それから、昼間なのにシャッターを閉めっぱなしにしていると、泥棒の目には中に誰もいないと映ります。

日中に出かけるときはシャッターを閉めない方がいいかもしれませんね。

ちなみに、これも電動シャッターがIotにつながれば開け閉めの操作が遠隔でできます。

ヒロシ
ヒロシ

うーん。

室内に侵入されないことだけに注意するのではなくて、外からどう見られているかを意識する事も大事ですね。

夏場ですとリビングのエアコンの室外機が動いているかどうかで室内に人がいるかどうか分かってしまいますので、室外機は外部から見えにくいところに設置するといいですね。

カントクパパ
カントクパパ

さすがです!それはいいアイデアだと思います。

意識を持って生活にどんどん防犯アイデアを取り入れていくのがいいと思います。

 

ヒロシ
ヒロシ

ありがとうございます。なんだか嬉しいです!

カントクパパ
カントクパパ

さて、ここまでは建物のことについていろいろお話ししてきましたが、私が考える最も重要な防犯対策をお伝えしておきましょう。

 

それは近隣とのお付き合いをすることです。

隣近所に声を掛け合い、常日頃から挨拶をする習慣をつけるだけで、その街の雰囲気は良くなります

町内会の行事に積極的に参加しておけば、近所に住んでいる人の顔が分かり不審者の見極めに役立ちます

 

泥棒は必ず下見に来ると聞きます。

その時に明るい雰囲気の街であれば犯罪を犯しにくいだろうし、不審者だと発見されれば住人は警戒することができるのです。

 

生活が始まってから最も重要な防犯対策が始まることを知っていただけると嬉しいです。

 

ヒロシ
ヒロシ

その通りですね。

新築が完成し、私たちが入居する時には必ずご近所へ挨拶に回るようにします。

そして、明るい街づくりを目指す一員として生活していきたいですね。

 

カントクパパ
カントクパパ

はい!!

 

それでは今回はここまでといたします。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

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