在宅勤務の増加!これからの住宅はどうなる?新築計画と提案。

スポンサーリンク
コラム
この記事は約7分で読めます。
スポンサーリンク

在宅勤務と新築計画【はじめに】

新型コロナウイルスの影響で多くの会社で在宅勤務が推奨されています。

今この瞬間も慣れない自宅での勤務をされている方が多いのではないでしょうか?

あなたのお仕事が、そもそも在宅勤務可能な職種であれば、きっと今後も推進され続けていくでしょう。

なぜなら、ウイルス感染予防につながることはもちろん、通勤電車に乗らなくて済むし、会議も自宅から出席することもできる。

家族との接する時間も長くなるし、時間に余裕ができるため自分のやりたかったことができる。

メリットをあげればたくさんあります。

しかし、コロナ危機を乗り越えるためだけの一時的な在宅勤務であれば新鮮さも相まってそのメリットが目立ちますが、もしもこれが長期的に仕事形態として定着するのであれば話が変わってきます。

私が体験したデメリットも踏まえて今後の建築のあり方を考えてみましょう。

在宅勤務と新築計画【実際に在宅勤務をやってみた】

現場監督でも在宅勤務ができるのか?

私の仕事はハウスメーカーの現場監督です。

現場監督でも在宅勤務ができるのかどうか、先日実際に試してみることにしました。

とはいえ、自宅の中で仕事ができるスペースといえば、寝室の隅っこにあるちょっとしたスペースに以前住んでいたアパートで使っていて捨てきれなかった二人掛け用のダイニングテーブルと椅子を設置した簡易的なものです。

それでも、ものは試しです。

その日はもとより会社での事務処理業務に当てており、事務所に行かず自宅での在宅勤務に切り替えてみました。

結果は、現場に行く業務以外のことであれば、ある程度の事務作業は可能なことが分かりました。

しかし、実際にやってみると戸惑ったこともいくつかあったので紹介します。

戸惑ったこと

まずは、PCやプリンターなどの作業機器が整っていないことが問題でした。

PCはあるにはありますがセキュリティ上会社のシステムとの連携ができないため使えません。

会社から支給されているのはiPadとiphoneだけ。

その二台を駆使して事務処理をしていくのは至難の技でした。

そこで家電屋さんに走りBluetoothでつながるキーボードとマウスを購入し作業環境を整えました。

ようやく仕事ができると事務作業に取り掛かったのですが、今度は作った資料を打ち出す機械がないことに気づきました。

図面を打ち出すのであれば最低A3プリンターが必要です。

我が家にあるのは毎年年賀状を打ち出すためだけに使っているA4サイズのプリンターです。

A3で打ち出したかった図面については、次回会社に出勤した時に打ち出すこととし諦めました。

一番の問題点

そして、何よりも問題だったのが在宅している家族との距離感でした。

私が家にいることで子供たちが部屋に遊びにきます。

たまに妻がひとことふたこと用事を告げにやってきます。

私が仕事の電話をしたい時も、家族の誰かが入ってこないかとヤキモキしました。

特に今は子供も通学規制中なので常に在宅しています。

家族が近くにいることは嬉しいのですが、正直言うと仕事に集中ができませんでした。

やってみて分かったこと

やはり、唐突に在宅勤務をしようとしても、その環境が自宅に揃っていなければ、ただの自宅待機状態になってしまうのが現状でした。

逆にいうと、環境を整えることで会社のPCの遠隔操作やZOOMなどを活用し事務処理や会議などの内容は概ねカバーできるはずです。

私のことだけで言うと全仕事内容の内、50%ほどが現場に行く必要がある仕事です。

現実的に完全な在宅勤務は不可能であり、それはやむを得ません。

しかし、環境さえ整えば、残りの50%の業務をこなせると分かったことは大きな収穫でした。

実際に体験をすることで在宅勤務の可能性を感じることができる一日となりました。

在宅勤務と新築計画【環境を整える】

先にも述べましたが、在宅勤務をするには環境を整えることが最重要です。

それは会社にあるようなオフィス機器を揃えるということだけでありません。

同居者の動きを気にすることなく作業に集中できる環境を整えなければなりません。

そのためにはマイホーム計画時から住宅の間取りを考察することが必要です。

もしこれから新築の計画を立てる予定のある方は在宅勤務をする場合のことを想定した提案を取り込んでもらうようにしましょう。

真っ先に必要となってくるのは書斎を計画に取り入れることです。

在宅勤務と新築計画【書斎のすすめ】

今まででしたら、ご主人が書斎を作りたいと言ってもスペースがもったいないからという理由で家族から猛反対され採用されないというのはよく聞く話です。

これからは胸を張って在宅勤務用のオフィスを計画しましょう。

そして書斎のような個室を間取りに取り入れてもらうのです。

部屋の広さは最低限、デスク・本棚・PC・プリンターがおけるくらいは必要です。

広すぎると集中力が削がれてしまうため3畳くらいが適度な広さです。

家族のいるリビングから隔離された場所に配置し、通話などの音が共用スペースに伝わりにくい配慮がされている必要があります。

オンライン会議にも対応するため、背面となる壁のクロスは奇抜なものを選ばず、白などの落ち着いた色を使いましょう。

照明も調光調色可能なLEDとしましょう。

注意点としては書斎には仕事関係のもの以外は持ち込まないようにしましょう。

趣味の遊び道具を持ち込んでしまうと仕事に集中できない要因を作ってしまいます。

これは私の体験談ですが、寝室の片隅での作業だったのでデスクの横にはもちろんベッドがありました。人は弱い物で、ちょっと疲れるとすぐにベッドに横になってしまいました。そういう面からも書斎と寝室は離して計画した方が良さそうです・・・。

在宅勤務と新築計画【趣味部屋のすすめ】

在宅勤務を活用すると、通勤時間が減るため、あなたの自由にできる時間が増えます

私の場合、現場と自宅、現場と現場、現場と会社、会社と自宅(通勤)という具合に自動車で移動します。

在宅勤務をすることでまずは会社と自宅の移動がなくなります。

通勤がなくなることで生み出される時間は一日2時間です。

在宅勤務が平均週に2回できたとすれば週4時間、月16時間、年間約200時間の節約になるわけです。

そこで作り出した時間を活用しない手はありません。

作り出した時間を無駄なく使っていくことで人生がより豊かになるはずです。

今までできなかった趣味や勉強などに使ってみてはいかがでしょうか。

ただし、趣味や勉強を始めれば、何かと物が増えたり作業するスペースが必要になったりすることが考えられます。

余裕があれば専用の部屋を設けることも考えてみてはいかがでしょうか?

もちろん、それには家族からの賛同が必要です。

あなたの生活を豊かにするために、頑張って説得してみてください。

もしご家族の賛同を得られなかった場合はガレージの一部を趣味のスペースにしたり、書斎を勤務後に勉強部屋に切り替えたりすればいいかと思います。

在宅勤務と新築計画【土地選びについて】

今までは会社への通勤のしやすさを最優先に考えて土地を探していましたが、在宅勤務が広がってくると土地選びの概念が全く変わります。

なぜなら出社をしないわけですから会社と自宅の位置関係はあまり気にしなくてよくなるからです。

なので通勤面だけで言うのであれば駅近である必要性も無くなってくるわけです。

むしろ会社がある都心部から遠く離れた郊外の土地の方が住みやすく土地代も安く抑えられます。

これからはそのようなニーズに応える形で郊外型の分譲地がどんどん発達していくのではないかと予想できます。

ただし、100%在宅勤務ができる職種と私のように50%なら在宅勤務ができる職種では土地を探す上で優先項目が違ってくるはずですので一概には言えませんが。

在宅勤務と新築工事【私たちができること】

新型コロナウイルスの蔓延で経済的ダメージは深く、数年間は停滞が続くという専門家の見方もあるそうです。

ただ、奇しくもこのコロナウイルスの蔓延が、全ての労働者の働く環境に変革をもたらす起爆剤となっていると言えます。

変わっていく世界情勢、変わっていく労働環境、そうのような面からもしっかりと物事を捉える必要があります。

住宅の建築に関わる私たちもその変化に対応していかなければならないのです。

今回は在宅勤務と新築工事という観点からこれから求められる工夫や提案を取り上げてみました。

ぜひ参考にしていただければと思います。

 

本格的に在宅勤務をされる方は無駄なく使えるプリントサービスを検討してみては!?
『ultraprintsuriho|カラー印刷定額刷り放題ウルトラプリントサービス』

・お試し無料期間あり。(1週間)
・定額で追加料金は一切なし。インクも使いたい放題。
・全国隅々まで行き届く保守契約。
・レンタルなので審査なし。
・複合機タイプの機種もあり。FAX、スキャナ、A3印刷なども当然対応可。


最後まで見ていただきありがとうございました。

 

 


コメント