喜ばれる現場への差入れの仕方

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差し入れ工事中のアドバイス
差し入れ
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☆職人さんへの差入れについて

よく皆さんから、いただく差し入れについてのご質問。

  • 「現場に毎日差し入れを持って行った方がいいの?」
  • 「どんなものを持って行けばいいの?」

それに回答するのであれば、毎日毎日差し入れを持っていく必要はないと考えてます。

なぜかと言うと、皆さんにとって負担になるだけでなく、実は職人さんにとっても負担になってしまう場合があるからです。

職人さんたちは自分たちが必要な飲み物などは毎日きちんと持参しています。

皆さんからの差入れをいただくとなればそれを残すわけにはいきませんよね。

気を遣う職人さんですと、自分が持参した分だけで本当は充分なのに無理をして完食しなければならなくなります。

もし毎日現場に行くのであれば、「いつもご苦労様」とか、「ありがとうございます。」などの労いの気持ちがこもった言葉をかけてあげることこそが最高の差入れではないでしょうか。

そして、たまにはちょっとした差入れを持って行くと、きっと喜んでくれるはずです。

☆どんな差入れが喜ばれるか?

では、具体的に持って行くなら何が喜ばれるかを解説します。

  • 缶よりもペットボトルの飲み物の方が良い。
  • 冬場はコーヒーやお茶が好まれます。
  • 夏場は炭酸系もしくは清涼飲料水などが好まれます。

缶だと、倒してこぼしてしまうことがあるので一度開けたら飲み切らないといけないし、空き缶が置かれていると現場が汚く見えてしまいます。

一方、ペットボトルは途中で残しても持ち帰れるし、蓋があるのでこぼす心配はありません。

☆職人さんに望まれない差し入れとは?

職人さんに望まれない差し入れは、実は皆さんの家で作ったお茶やコーヒーをポットに入れてきたものだったり、手作りのおやつや惣菜系の食べ物です。

せっかく良かれと思って手間暇かけて作っても歓迎されないのでは、まずもって皆さんが浮かばれないですよね。

まず最初に、お茶やコーヒーをポットに入れていくと好まれない理由を挙げておきます。

  • ポットだと必ず飲まないと施主に失礼になるので自分のペースで飲めない。
  • 入っている飲み物が嫌いな場合もある。
  • ポットから紙コップに入れないと飲めないので面倒に思う。
  • ポットがあると作業の邪魔になってしまう。
  • ポットを壊してしまったりコップを割ってしまう心配がある。

また、ダンボール箱入りの缶コーヒーを一箱まとめて渡す人がいます。

これは作業の邪魔になってしまいますし、安いものだと美味しくないので、最後にはあまってしまうことがよくあります。

できるだけ、その日の作業人数を予想し、少し多めに見込んだ本数だけを用意して当日に手渡ししてあげましょう。

次に、手作りのおやつや惣菜系もあまりよくありません。理由は以下の通りです。

  • 中には皆さんよりも少食の人もいる。
  • 夏場だと食中毒の危険性がある。
  • 汚れた手で食べ辛い。

職人さんは体を動かすので、よく食べるだろうというのは思い込みです。

どうしても食べ物を渡したいのであれば手作りではなく、少量の小袋詰めで余ったものを持ち帰れるナッツやスナック系のもの、また、賞味期限の長いものが喜ばれると思います。

☆会いに行くタイミング

職人さんの休憩時間は通常10:00、12:00、15:00です。

その時間を狙って現場に行きましょう。

もちろん長居は迷惑になるのでやめましょう。

作業の進み具合によっては、キリのいい時間があるので、それをずらして休憩を取っていることもあります。

その場合は休憩に入るのを待ってあげるのが一番です。

作業途中に話しかけると手を止めなければならなくなり、作業のリズムが狂ってしまい、逆に迷惑になることがあります。

また、たまに動物園の動物を見るように、間近でまじまじと職人さんの動きを観察する施主の方がいますが、これはやめましょう。

考えてみてください。

もしあなたが仕事中、上司にそれをされたら嫌ですよね。

☆職人さんと仲良くなりましょう

マイホーム作りの醍醐味は家ができていく様子を楽しむことです。

そのためには職人さんと仲良くなることがポイントです。

分からないことがあれば遠慮せず聞けば色々と教えてくれますよ。

例えば、次にどんな差入れを持ってきて欲しいかを聞いたりするのもいいですね。

仲良くなった職人さんがいれば、その人に会える楽しみができますし、その職人さんが皆さんのために丹精込めて作ってくれたマイホームには今後安心して暮らせますよね。

注意点を一つ付け加えます。

仲良くなったとしても、お金のかかりそうなことを現場監督に言わず、職人さんに直接依頼するのはタブーですのでやめましょう。

後々バレたときは金額を請求されたりしますし、現場監督だってそれをされていい気はしないはずです。

☆まとめ

家作りは注文してから完成するまでの道のりを施主が参加できる体験型の買い物だと述べた事がありました。

皆さんは積極的に現場に足を運び、出来上がって行く様を楽しみながら家を完成させましょう。

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