内装大工との出会い。

スポンサーリンク
大工イメージ工事中のアドバイス
この記事は約4分で読めます。
スポンサーリンク

☆内装大工さんについて

皆さんのマイホームを実際に作ってくれるのはたくさんの職人さんたちです。

その中で、接する可能性が一番高い職人さんが内装の大工さんです。

普通の家ですと全体工期の3分の一にあたる一カ月間くらいの工期を内装工事に与えられているのですから当然かもしれません。

今回はそんな重要なポジションの職人さんである大工についてお話ししていきます。

☆大工さんの仕事

世間一般で「大工」といえば神社仏閣を作る宮大工をイメージする人が多いのですが、ハウスメーカーの大工は床や天井、間仕切り壁などの工事、つまり、クロスを貼る直前までの内装部分を作る人たちのことをいいます。

作業は建方工事完了後、設備の配線や配管準備が整ったあとからスタートします。

作業人数は通常一人から三人体制での施工となり、その中のリーダーが職長です。

☆大工さんへ挨拶に行こう

施主として最低一度くらいは挨拶を兼ねて彼らに会っておくことをおすすめします。

これは、挨拶に行かないと手抜き工事をされますよなんていう意味ではありませんので間違っても誤解しないでくださいね。

安心してください。

今の時代、大手ハウスメーカーにおいてはそんなレベルの低い大工はどこにも存在しません。

施主が挨拶に来ても来なくても作業はいつも通り粛々と進んでいきます。

ただ私は、皆さんが職人さんに会うことによって、きっとプラスになることがあると考えているのでこのようにおすすめしているのです。

実際に会いに行くと分かりますが、いろんな人柄の大工さんがいます。

彼らは営業マンではないので、一見すると寡黙で怖そうに見える人もいるかも知れません。

しかし、勇気を出して話をしてみると全然そんなことはないし、むしろ住宅を作る多くの大工さんは住む人のためによりいいものを作ろうとしてくれているので皆さんと会いたいと思う人が多いです。

会ったことのない人のために淡々と機械的に作るよりも、どんな人たちがここで生活をするのかをイメージしながら作業を進める方が、よりモチベーションの高い仕事になるからです。

大工さんも情を持った人の子です。

会った事がある人のためであれば、経験上の知識を総動員して皆さんの住み良いようにできる範囲で色々考えてくれたり、設計図通りに作ると実は使い勝手が悪い部分があったりすると一旦立ち止まり、調整してくれたりと、プラスアルファの仕事をしてくれる場合もあるのです。

☆良い大工とは?

私が考える良い大工とは、設計図に忠実に作り上げるだけでなく、皆さんの生活を思い描きながら作業をし、ちょっとしたことにも気を配ってくれ、よりいいものを作ろうとしてくれる大工です。

そういう職人は心がこもっているので作業も丁寧で現場も常に綺麗にしています。

私の感覚では戸建住宅に関わる大工さんは全般的にそのような信念を持っている方ばかりだと感じます。

ぜひ、皆さんのマイホームなのですから工事中にも足を運び、どんな人が自分の家を作っているのか、内装工事が始まったらすぐにでも大工さんの様子を見学しに行きましょう。

☆現場を見に行く時の注意点

工事現場には危険なところがたくさんあります。

知らずに入場すれば思わぬ怪我をしてしまうことになってしまいます。

入場するときは必ず職人さんに声を掛けて入るようにしましょう。

第三者ではないことを伝えるために「施主が見にきた」と知らせてください。

現場には刃物のついた電動工具やピストルのようなビス打ち機が置かれていたりします。先の尖った材料が並べられてたり職人さんがその材料を持って移動したりしています。

工事現場の状況に不慣れな皆さんが、もし足元の段差でつまづいて転倒した先に尖ったものがあったら大変ですよね。

命に関わる大事故になります。

また、小さなお子さんがいる場合は親がしっかり見ていてください。

職人さんたちは真剣に自分の仕事をやっているので、周りが見えなくなっていることもありますし、お子さんの面倒までは見ることができません。

できれば工事が落ち着くまではむやみに小さなお子さんを現場に連れて行かない方が無難だと思います。

☆まとめ

皆さんの大切なマイホームは多くの人々の作業や温かい気持ちによって作られていきます。

是非どんな人がどんな気持ちで関わってくれているのかに興味を持ってください。

そして感謝の気持ちで完成を見守りましょう。

コメント