はじめに
皆さんこんにちは。
今回は寝室に設置するテレビについてのお悩みに答えます。
いきなりですが、答えは「ポップインアラジンを購入しましょう」です。
我が家の寝室でも、テレビについてはいくつかの形態変化をしながら最後にたどり着いたのがポップインアラジンの設置です。
私の生活スタイルにもマッチしていたので大変気に入っています。
今回は私もお気に入りのポップインアラジンに焦点を当ててユーザー目線で紹介していきます。
壁掛けテレビ採用のメリットデメリット
特に新築を検討中の方は壁掛けテレビの採用を考えている方が多いですね。
確かに壁掛けテレビのメリットはたくさんあります。
- スペースを取らない
- スタイリッシュに見える
- お部屋がスッキリする
これだけ挙げるとまるでメリットばかりのように見えます。
しかし、実は私は壁掛けテレビの採用をおすすめしていません。
ここで、少し現実的なことを考えてみて欲しいのです。
私の考える壁掛けテレビのデメリットをお伝えします。
まず、壁掛けテレビは単体で壁に取り付いているように見えるのが美しいのであり、そこに余分な配線は見えないようにしなければなりません。
しかし、実際はビデオデッキからの配線や同軸ケーブルを繋ぐ必要があります。
その配線を何も考えずに計画し設置すると、テレビから壁伝いに配線が垂れ下がり、とんでもなくダサい状況になります。
なので家づくりの設計の段階から配線をどう収めるかを慎重に考えなければなりません。
また、取り付けるテレビに応じた専用の壁掛け用金物を取り付けなければならないのですが、実は金物の種類はたくさんあり形状はバラバラです。
そうなると、情報配線系プレートや電源プレートと干渉しない部分にうまいこと金物を配置しなければならないなど調整が非常に困難です。
また、最新のテレビ機材のことですと、建築屋としてはちんぷんかんぷんの場合があります。
壁掛け用の金物も施主が用意し、あらかじめ高さや配置などを決めておかなければなりません。
入居後取り付けて見ると配線のジャックが足らなかったとか、思ったよりテレビの高さが低く付いてしまったなど後悔の残る工事になることも考えられます。
もしそれがうまくいったとしても将来テレビを買い替えた時は同じ作業をまた繰り返さなければなりません。
そう考えると壁掛けテレビを設置することの面倒な部分が分かり設置する意欲は萎えてきませんか?
もう一つ言うと、そもそもこれから何年か先に寝室にテレビが存在するのかも分かりません。
プロジェクターの進化がどんどん進んでいるからです。
将来、いざ壁掛けテレビを外してプロジェクターにしようとした時、投影したい壁にはコンセントプレートがついていたり、外した取付け金物のビス痕が残っていたりと残念な状態になっていることが目に見えます。
ただ、プロジェクターに比べると画質はやはり4Kなどのテレビの方が格段にいいです。
なので、リビングには4Kテレビ、寝室にはプロジェクターを設置するというスタイルの時代が来るのではないかと私は想像するのです。
私の寝室のテレビ遍歴 ポップインアラジン導入まで
最初はテレビボードの上に薄型テレビ。(2012年10月)
私の家の寝室のことをお話しします。
新築当初は前住んでいたリビングに置いていたテレビボードの上に普通の薄型テレビを置いていました。
部屋の奥行きが3400mmでベッドの奥行きが2200mm、残り1200mmのスペースに奥行き450mmのテレビボードを置いたので人の通れるスペースが750mmでギリギリでした。
まあ、ありがちな配置ではありますが、問題はテレビの高さでした。
高さ400mmのベッドに横たわり高さ500mmのテレビボードに載せた40インチのテレビを見るには寝転びながらだと無理でした。
ベッドの背もたれに体を起こした状態でないと、まともにテレビを見ることはできなかったのです。
テレビスタンド導入(2016年7月)
やはり寝転がりながらテレビを見たい願望が強かったため、何かいいものがないかとネットで探していて見つけたのがテレビスタンドでした。
これは今考えても優れものだったと思ってます。
設計の段階から壁掛けテレビの仕様にしなくても、まるで壁掛けテレビのような高さが実現できるしスタンドの背面に配線を這わせることによって正面からも見えない。
設置するための組み立て作業が少し面倒ではありましたが、設置してしまえば私の中では大ヒット商品でした。
このようにして、ベッドに寝転がりながら撮りためた釣りやゴルフの録画番組を見たり、テレビの番組を見たりして快適な寝室ライフを過ごしていました。
しかし、テレビスタンドに変えてから数年後、世の中の環境の変化と共に私の生活にもある変化が訪れたのです。
それは日常の中で、ほとんどテレビ番組を見なくなったということでした。
見るのはYouTubeであったりAmazonプライムビデオなどのオンデマンド番組に移行し、音楽もネット配信のものになっていました。
そうなると、当時、寝室に配置していた2000年度製造のテレビではコンテンツが追いていないため、私の理想の寝室での過ごし方に合わなくなり、次第に使わなくなっていったのです。
救世主登場。「ポップインアラジン」(2019年11月)
実は数年前からポップインアラジンの存在は知っていました。
プロジェクター付きシーリングライト?うーん、贅沢品。私には無理だ。
そんな感覚でたまにネットで目にはするけど、あえて目を逸らすようになっていました。
忘れかけた頃、たまたまYouTubeでポップインアラジンのレビュー動画を目にしたのです。
発売から数年。ほとんど形もコンセプトも変わっておらず、今でも人気を博している…。
…うん。これ欲しい。
何かが私の中で弾けた瞬間でした。
たまたまだったのか、ちょうどキャンペーンで4時間限定10000円オフというレア企画があることを知り、気がついたらその時間を待ってポチってる自分がいました。
私が購入したのは2019年11月26日、現段階で約5ヶ月が経とうとしています。
正直言うと、買って良かったです。
この先は、現在ポップインアラジンの購入を検討中の方に向けて何が良かったのか、何がイマイチだったのかを消費者目線で説明をしていきます。

我が家のポップインアラジン
ポップインアラジンの紹介
いわゆるプロジェクター付きシーリングライトです。
どの部屋の天井にも付いている普通のシーリングライトとポップインアラジンを取り替えるだけで寝室をベッド付きシアタールームに変身させてしまう魔法の機材です。
この商品は現在ホームシアター市場の4割を占め、2018年にはグッドデザイン賞、昨年は国内最大級のオーディオビジュアルアワード「VGP2020ライフスタイル分科会」において部門金賞に輝くなどの栄誉を得ています。
また、そのスタイリッシュさからスーパーホテルの客室にも多く採用されるなど数々の場面で活躍をしています。
オンデマンドのコンテンツとしては、「Youtube」「U–NEXT」「Amazonプライムビデオ」「Netflix」などの有名コンテンツをはじめ、2020年2月には「hulu」も見られるようになりました。
それと音楽配信サービスの「Spotify」も入っています。
音楽を聴きながらのんびりとした休日の朝を迎えるのもなかなかいいものです。
テレビ番組はポップインアラジンだけでは見ることができません。
「DiXiM Play for popIn Aladdin」を自宅のレコーダーまたはTVチューナーと連携する必要があります。
残念ながら私の所有しているブルーレイの機械では対応していませんでした。
でも今はそもそも寝室でテレビ番組を見ることがないので全くストレスなく過ごしています。
ポップインアラジンを設置して良かったこと。
部屋がスッキリする。
とにかくこれ。
テレビがなくなったことで部屋がスッキリします。
ベッドと壁との距離も現在1200mmも確保できて移動が楽に。
大画面!!
映画が大好きなので、もともとホームシアターに憧れていた私です。
とにかく大画面で映画を見たかった。
まさに今それが叶って幸せです。
高音質!!
音質は大変良いと感じています。
映画を見るときなどは、まさに映画館のような迫力です。
もちろん、こだわりの強いマニアックな方からすればまだまだなのかとは思いますが、寝室でのんびり映画を見るくらいでしたら全く遜色はございません。
もちろんシーリングライト横のスピーカーから音が発せられるわけですが、上から聞こえてくるって感じではなくて周囲360度全体からの音に包まれるという感覚で心地いいです。
難しい接続が不要。
もともとあったシーリングライトと入れ替えるだけで設定が始まります。
WiFiへの繋げ方もパスワードを入れるだけで簡単につながります。
難しい配線などもないので箱を開けてから約15分後には設置完了となります。
また、WiFi環境下でi-phoneにもつながります。
ミラーリングしたり、お気に入りの写真を登録したり、スマホにアプリを入れればリモコン代わりに使うことができたりします。
ポップインアラジンのやや残念なところ。
子供向けコンテンツ多め。
良いところばかりのポップインアラジンですが、あえて言うならというレベルで残念なところもお伝えします。
まずは子供向けコンテンツが多いところ。
動物図鑑とか絵本とか小さいお子さんがいる家庭だと、はじめは楽しんで見るとは思いますが、そのうち飽きてきます。
飽きてきたコンテンツは使わないのにホーム画面から消すことができません。
操作の際に使わないコマンドが邪魔になります。
リモコンがやや使いにくい。
リモコンが使いにくいです。
ボタンが小さく分かりにくいため、シンプルに照明器具の操作をしたくてもいちいちリモコンを見ながら操作しないといけない。
音量の操作が+ーボタンでできなくなっている。
最初は音量の操作ができてた気がするのですが、今は焦点合わせのためのボタンになってる。
リモコンの設定をし直そうとしても、設定の仕方がよくわからない状態です。
画質について。
プロジェクターだから仕方ないのですがYoutubeなどで文字が出るコンテンツなどを見ていると目が若干疲れることがあります。
あくまで寝室の壁紙に投影しているので小さな凸凹があるから当然かと思いますが、小さな文字が読みにくいです。
画面から30センチくらいまで近づいた写真が下です。
あと、これもプロジェクターなので仕方ないことですが昼間は見にくいです。
つまり普段は明るいリビングには不向きです。
生活スタイルによって昼間に見たい方は外からの光を極力入れないように遮光性のカーテンを設置するなどの対策をとるといいでしょう。
ポップインアラジン購入に際して注意事項
壁からシーリングライトまで、ある程度の距離が必要です。
公式HPの説明画面を載せておきます。
私の家では壁からシーリングライトの中心までの距離が約170センチです。
壁に映し出された画面の大きさは縦80センチ×横120センチです。
購入の際、少し壁までの距離が短いかなと心配でしたが全く問題はありませんでした。
また、画面の投影される高さについてですが、壁までの距離が近ければ近いほど高い位置になります。
私の家では画面の上端が天井から25センチのところがめいいっぱい下げた位置になりました。
寝室で寝転んで見るのでちょうど良い高さですが、リビングですと高すぎる位置です。
ポップインアラジンを寝室におすすめする理由
やはりポップインアラジンは寝室向きだと考えるのが無難です。
その理由は以下の通りです。
- テレビを見るのに手間がかかる。
- 壁までの距離が短いと画面が高い位置になってしまう。
- 画質が4Kには敵わない。
- 暗い部屋(夜の利用)が適している。
寝室をスッキリさせたい方はぜひ検討してください。
本当に夜になってベッドに横になるのが楽しみになりますよ。
最後に
家作りブログで家電の紹介をしてしまいました・・・。
でもポップインアラジンを使ってみて皆さんに紹介しないわけにはいかなかったのです。
それは今まで出会った中で今後の可能性を秘めた優秀な家電であると確信したからです。
これまでの生活スタイルにはなかった、寝室にプロジェクターを利用するという選択肢を増やしてくれたことは言うまでもありません。
ぜひこれから新築を検討している皆さんは壁掛けテレビではなくポップインアラジンのようなプロジェクターを視野に入れた計画を進めてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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