【子供向け】おうちづくりについての質問コーナー
カントクパパ がこたえていくよ。
みなさん、こんにちは。
今日はみなさんがおうちづくりってどんなことするの?っていうギモンにカントクパパ がこたえていくよ。
カントクパパ はふだんはおうちを作るお仕事をしているんだ。

カントクパパ
みなさんが将来、お父さん、お母さんになったときにおうちをたてるときがくるかもしれないよね。
そのときにきっとやくに立つと思うから、ぜひこのブログを読んでみてね。
質問をしてくれたのは、小学校4年生の女の子と小学校6年生の男の子だよ。
さて、二人はどんな質問をしてくれたのかな?
いっしょに見てみよう!
小学校4年生の女の子の質問(7問)
Q1.なんの職人さんがいるの?
おうちを作るにはたくさんの職人さんが力をあわせてるんだ。
- おうちをささえる大事な足もとになる『きそ』を作る人
- おうちの形になる柱やほねぐみを立てていく人
- 足場をくみたてたりはずしたりする人
- おうちの中のかべや床を作っていく人
- へやのかべに色をぬったり、かべがみをはってきれいにしてくれる人
- セメントをぬったり、タイルをはったりする人
- 電気のことをやる人
- 水道のことをやる人
- ガスのことをやる人
- さいごにきれいにそうじをしてくれる人



それぞれが自分のとくいなことをいっしょうけんめいがんばって作ってくれています。
だからりっぱなおうちができあがるんだ。
Q2.なん人でやるの?
そうだね。おうちはさすがにカントクパパ 一人では作ることができません。
少なくともひとつのおうちに30人くらいの職人さんがかかわっているよ。
職人さんだけではなくて、それをささえる現場カントクや設計をする人、工場で材料を作る人などをふくめると100人以上はかかわっているんだ。
たくさんの人の努力がつまっているのがおうちづくりなんだね。
Q3.なんの車(機械)をつかっているの?
おうちのような大きなものを作るためには人の力だけではむりなこともあるよね。
例えば重たい柱をつりあげるためにはクレーン車がひつようになるよ。

それから地面の土をほったり地面をならすにはユンボと呼ばれる機械に人がのってそうさをするんだ。

このような車たちのことを重機(じゅうき)といいます。
人の仕事をそのパワーで助けてくれるんだ。
重機を使うことで人の力の何百倍のスピードで作業をすることができるし、人が重たいものを持たなくてよくなるから安全な作業ができるんだよ。
それからいろいろな材料を工場から運んでくれるトラックもあります。


Q4.一番最初になにをつくるの?
工事で一番最初にやることは建物のいちをかくにんすることなんだ。
設計士さんが書いてくれた設計図どおりの位置におうちを作らなければならないよね。
だからまちがいがないかどうか寸法をはかりながら念入りにかくにんをするんだよ。
まちがいがないことをかくにんしたらおうちの地面に近いところから作っていきます。
地面に一番近いところはどこかな?
そう。『きそ』だね。
きそはおうち全体をささえる部分だからしっかりと作らないといけないんだよ。

Q5.客のむちゃなようきゅうにどうやってたいおうするの?
はい。なかなかリアルな質問だね。(笑)
むちゃなようきゅうということはないんだけども、お客さんはみんな自分の家族を守るためにおうちを作っているからひっしなんだ。
だからがんばって私たちのおうちを作ってくださいねというエールをカントクパパ たちに伝えようとしているんだ。
みなさんが将来おうちを作るときにはスタッフのみんなと仲良く作るようにしようね。
Q6.今までどんだけつくりましたの?
つくりましたの?って急に。(笑)
カントクパパ は今まで500棟以上のおうちを作ってきたよ。
これからもまだまだたくさんのお家を作っていきたいと思っているよ。
おうちを必要としている人の役に立てたらうれしいしよろこんでくれたらカントクパパ もうれしくなっちゃう。
とてもやりがいのあるいいお仕事だと思っているよ。
Q7.なんしゅるいぐらいあるんですか?
おうちの種類ですか?
近所のおうちをじっくり見て歩いたことはあるかな?

おとなり同士が完全に同じおうちってことはあまりないよね。
じっさいに外にいってよくかんさつしたらいろんなことが分かるよ。
例えば外から見えるかべをかんさつしてごらん。
- かべにペンキをぬっているおうち
- かべにタイルをはっているおうち
- かべがコンクリートでできたおうち
そのほかにもいろんなしゅるいがあることに気づくはずだよ。
さて、おうちは何階だてが多いかな?
- 一階だて
- 二階だて
- 三階だて
かんさつすると二階だてが多いことがわかるよね。
それから、工事中のおうちをかんさつするとわかるのだけれど、柱に使う材料には
- 木でできているもの
- 鉄でできているもの
などがあるんだよ。

木でできたおうち

鉄でできたおうち
こんど近所をお散歩するときにどんなおうちが立っているかよーくかんさつしてみてください。
いろいろなしゅるいのおうちがあることに気づくはず。
おうちをたてる人が設計士さんといっしょうけんめい考えて決めているんですよ。
みなさんは将来どんなおうちを作りたいと思っていますか?
小学6年生の男の子の質問
Q1.誰が考えてるの?
もちろんさいしょは設計士さんがかんたんにおへやの間取りを作ったあと、それをもとにお客さんといっしょになってもっとこまかく考えているよ。
- 新しいおうちでどのような生活をするか
- 現在は何人家族か、将来は何人家族になるか
- 車は何台もっているか、自転車は何台もっていてどこにとめるか
- リビングは一階にするか二階にするか
- ものを入れるへやはどれくらいの大きさが必要か
などなど、そこに住む人がどうやって生活するのかをイメージしていくんだ。
お客さんの生活のことをたくさん聞きだして、その人たちが住みやすいおうちになるように設計士さんが一生懸命考えるんだよ。
ここで考えたものを紙に書くと『設計図』ができあがるんだ。

工事現場ではその設計図を見ながらおうちを作っていきます。
もうひとつ、設計図だとお客さんがどんな家がたつのかイメージがつきにくいですよね。
それをわかりやすくするために『パース』という絵も設計士さんは書いてくれるんだ。

Q2.何円ぐらいで作れるの?
うーん。なかなか難しい質問だね。
おうちは地面にたてるよね?
だからおうちだけのお金を出してもたてることができないんだ。
つまり地面となる『土地』を最初に買わないといけないんだよ。
『土地』は日本中どこでも同じ値段ではなくて、人がたくさんいて人気のある都会の土地と周りが田んぼばかりで人気のない田舎の土地では値段が全然ちがうんだよ。

ふつうの人が土地を買うために、はらうお金はだいたい1000万円〜2000万円ぐらいかな。
すごい高いよね。皆さんのおこずかいの何ヶ月分だろう?
それからその上におうちをたてるわけだけど、ふつうのおうちなら1000万円〜3000万円くらいだよ。
おうちはなかみを豪華にしていけばいくほど値段が上がっていくんだよ。
土地とおうちのお金を合わせると2000万円〜5000万円はかかってるってことになる。
みなさんのお父さんお母さんはおうちを作るためにこれだけたくさんのお金を貯金して払っているんだ。
すごい大変なことだよね。
Q3.どのくらい時間がかかるの?
工事だけでいうと、おうちを作りはじめてから3ヶ月から4ヶ月くらいは時間がかかるんだよ。
でもよく考えてみて。
おうちを作りはじめる前には設計士さんとの打ち合わせがあるのを知っているかな?
設計士さんとの打ち合わせに2ヶ月くらいは時間がかかる。
打ち合わせの時間と工事の時間を合わせると全部で6ヶ月以上は時間がかかっているよ。
打ち合わせがなかなかうまく進まなければ、それが一年ぐらいまで伸びることもあるから大変だよね。
Q4.家を作る事でメリット&デメリットは?
いい質問だね。
すべての人が大人になったらおうちを作るわけではないんだ。
それはメリット&デメリットがあることを知っているからなんだよ。
では、どんなメリット&デメリットがあるか考えてみたよ。
- 家族が安心して長くくらせる場所になる
- お庭がもてる
- 家賃がかからない、車の車庫代がかからない
- 家族に合わせて部屋を作ることができる
- 子供をそだてやすい
- ご近所さんとなかよくなれる
- 建物と土地が自分たちのものになる
- たくさんお金を払っているのでもし失敗すると大変なことになる
- メンテナンスを自分たちでやっていかないといけない
- 今よりも不便なところしか土地が買えないときもある
- ひとつひとつの打ち合わせが大変
- 近隣の人とのお付き合いがわずらわしい
- 引越しが大変
もっと色々とあるだろうけど、そのメリット&デメリットをきちんと考えてから、おうちを作るのかどうかを決めるのが大切だね。
Q5.何人ぐらいで作るの?
この質問はさっきも答えたけど、もうひとつだけ答えたいことがあります。
それは、ひとつのおうちにはたくさんの人の努力が詰まっているっていうことを知ってほしいということなんだ。
たくさんの人の協力がないとりっぱなおうちはできあがらないんだよ。
なんとなく分かってくれたかな?
ではこれで質問コーナーは終わりにします。
子供のみなさんへ
今日は二人の小学生のお友達からいただいた質問に答えてみたよ。
みなさんもおうちづくりがどんなものかだいたい分かったかな?
今は学校が休みでお家にいなければならない時間が増えました。
たくさん時間があるのに何もせずに毎日をすごすのはもったいない。
このチャンスにいろいろなことを見たり読んだりして勉強するといいんじゃないかな。
興味をもってしらべたりすると将来にとても役に立つはずだよ。
このブログを読んでおうちづくりが面白いなって思ってくれたらカントクパパ はうれしいです。
それではまたどこかで。

カントクパパ
さいごまで読んでくれてありがとうございました。
まとめ 大人の方へ
お気づきだとは思いますがここに挙げた内容は、私の子供たちからの質問です。
完全なる思いつきでした。
私の仕事である家づくりに関する質問を明日までに5問以上考えておいてくれという依頼を出したところ健気にも質問をまとめてくれたのです。
自分の仕事について子供たちに話したことはあまりなかったので、いい機会になったかもしれません。
もしかしたら、皆さんのなかで家づくりに興味が少しでもあるお子さんがいましたらぜひこのブログを見せてあげてください。
なるべく優しく語りかけるように回答したつもりです。
そしてさらに興味を深めていただけたのなら、この企画は大成功と言っていいでしょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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